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血行を改善し、むくみを取る筋膜リリースとは?セルフでできるやり方をプロに聞いてみたHEALTH & BEAUTY

血行を改善し、むくみを取る筋膜リリースとは?セルフでできるやり方をプロに聞いてみた

1日中パソコンとにらめっこをしなければならないデスクワークや、接客といった立ち仕事など、現代社会で働く環境は長時間同じ姿勢を強いられることが多く、肩こりや腰痛、むくみなどに悩まされる人が後を絶ちません。
これらの症状を放っておくと、頭痛や微熱などの体調不良も引き起こしてしまいます。

では、改善するためにはどうしたら良いのでしょうか。
今回は、現在世界中で注目されており、ストレッチやヨガよりも手軽に始めることができると話題の筋膜リリースについて、専門家の新田美穂さん、聡美さんにお伺いしました。
自宅で行う方法もお聞きしたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

人間の体は筋膜で繋がっている!?筋膜リリースって?


人間の体は筋膜で繋がっている!?筋膜リリースって?

そもそも、筋膜リリースとは何なのでしょうか。

筋膜とは、私たちの体内をボディスーツのように包んでいる組織のこと。筋肉の中、体内の隅々にまで張り巡らされている、蜘蛛の巣状の組織であると言われています。
また、筋膜は皮膚の下から3層(筋外膜、筋周膜、筋内膜)に渡って、筋肉の周りや筋肉の組織の内側奥深くまで張り巡らされています。つまり、私たちの体の内部は筋膜によって全てが繋がっているのです。

本来筋膜は「弾性に富んでいて柔軟で、みずみずしく、滑りが良い」のですが、日常的に長時間同じ姿勢を続けていると筋膜が“癒着”してしまい血流やリンパの流れが滞ることに。

そんな癒着した筋膜をほぐして本来の状態に戻すのが“筋膜リリース”です。 ストレッチやヨガなどでも筋膜をほぐすことはできますが、それらに慣れていない状態でいきなり行うと逆に体に負担をかけてしまうことも。

筋膜リリースセルフケアボールという専用のボールを使って行う筋膜リリースは、ボールの持つ適度な大きさとグリップ力で、初心者の方でも簡単に癒着を起こしている箇所にアプローチすることが可能です。

また自分の体重を使い、ほぼ寝た姿勢で、できるので、心身ともにリラックスした状態で行えるのも忙しい現代人にとって嬉しいポイント。
筋膜リリースセルフケアボールは持ち運びもでき、自宅はもちろん、オフィスや旅行先、ジムに持って行きいつでもどこでも筋膜リリースをすることができます。

 

 

脚のむくみが取れる!?自宅でできるふくらはぎと足裏の筋膜リリース


では、実際に筋膜リリースとはどのように行うものなのでしょうか。

今回は“むくみの改善”にスポットを当て、ふくらはぎと足裏の筋膜リリースについて紹介します。

※痛みがある場合や、怪我をしている時は無理をせずお休みしてください。

冷え性の人は特におすすめ!足裏の筋膜リリース方法

まずは、足裏の筋膜リリースから。

冷え性の人は特におすすめ!足裏の筋膜リリース方法

足裏には、たくさんの筋肉と足底筋膜があります。

湧泉(ユウセン)にボールをセット

まず、立位の姿勢で踵(かかと)を床に着け、足指を曲げた時にできるシワの中央にある、湧泉(ユウセン)にボールをセットします。

※湧泉(ユウセン)とは、東洋医学において血行や冷えに効果があると言われているツボです。

一度息を吸い、吐く息と共に体重を踵から湧泉に移すようにボールを踏み込みます。 吸う息で、もう一度体重を踵に戻します。

この動作を5〜10回ほど繰り返してください。

踵を床に着けた状態でボールに体重をかけながら、親指と小指を交互に床に着ける動作を繰り返します。

次に、踵を床に着けた状態でボールに体重をかけながら、親指と小指を交互に床に着ける動作を繰り返します。

親指を床に着けようと体重をボールにかけている様子。

上の写真は、親指を床に着けようと体重をボールにかけている様子。

小指を床に着けている様子。

こちらの写真は、小指を床に着けている様子です。

この動作を5〜10往復程度行ってください。

小指を床に着けている様子。

そして、足底筋膜に沿うようにボールを縦方向にロールさせます。
この動作を1〜2分程度行ってください。

足先からじんわり温まり、血流が改善された感覚を感じることができるでしょう。

スッキリとした細い脚を手に入れよう!ふくらはぎの筋膜リリース方法

次に、ふくらはぎの筋膜リリースを紹介します。

ふくらはぎは、皮膚に近い位置にある「腓腹筋」(ひふくきん)と、心臓へ血液を押し返すポンプのような役割を持ち、第2の心臓とも言われる「ヒラメ筋」の2層構造でできています。

ふくらはぎは、皮膚に近い位置にある「腓腹筋」(ひふくきん)と、心臓へ血液を押し返すポンプのような役割を持ち、第2の心臓とも言われる「ヒラメ筋」の2層構造でできています。

ふくらはぎの両側・裏側から手首のスナップを使ってポコポコと叩きます。

まず、両手にボールを1つずつ持ちます。
次に、座位の姿勢で片膝を立て、ふくらはぎの両側・裏側から手首のスナップを使ってポコポコと叩きます。

1〜2分程度行ってください。

これらの動作を行うことで、癒着している筋膜をリリースすることができ、むくみの主な原因である「血行不良」の改善に。
むくみ知らずの、スッキリとした脚を手に入れることができます。

 

むくみや肩こりは筋膜の癒着が原因かも?筋膜リリースセルフケアボールでいつでもどこでも筋膜をリリースしよう!


最近脚のむくみがすごい…。」「肩こりがひどくて頭痛がする…。」という方は筋膜が癒着しているからかもしれません。自宅で簡単にできる筋膜リリースで、健康的な体を手に入れましょう!

もしも、忙しい日々の中セルフケアが難しい方は、テスコムのフットマッサージャーでメンテナンスするのもおすすめです。
テスコムのフットマッサージャーは、本格的なマッサージで血行を促進し1日の疲れを足元から和らげてくれます。
リラックスタイムのお供として、足の疲れを取るのにひと役買ってくれます。

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◎今回ご協力いただいた、株式会社YouLu代表の新田美穂さん、聡美さん姉妹


会社員を経て、NYでヨガインストラクター資格を修得。帰国後に独立しヨガクラスを主催。5年間で1万人以上と接し、現代日本人がサステナブル(持続的可能) にボディメイクや真の健康、美しさを保つにはまず身体をリリースすることであるという結論 にたどり着き、日本筋膜リリース協会を設立。現在は企業や個人に指導を行っている。

日本人のカラダに合った筋膜リリース専用のボールを開発し、オンリーワンの技術を伝える株式会社YouLu(ユール)を主宰。国民一人に1つ、筋膜リリースボール!を目指して活動中。

株式会社YouLu公式サイト:info@fascia.tokyo

 

出典:女性キレイ研究所
※この記事は「女性キレイ研究所」に2019711日に掲載された記事を、20248月9日に加筆修正し再掲載したものです。

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